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自活

「自活」

 

自分が生きていくということを

ひとつずつ

俺の手に委ねてみたとき

あまりにも頼りない

僕自身に気づいた

 

いつも肩で風を切るように

俺の姿を描いて来たけど

何を成して何を手にしてきたか

私の人生はあまりにも幼い

 

自分の力で生きていくということを

ひとつずつ

進めて行こうとしているけれど

 

自分も  俺も  私も

僕は

ひとつずつ

 

まだまだなんだ

 

 

BOYS

「BOYS」

 

ふと

ベビーカーに乗った

小さなお嬢さんと目が合ってしまって

 

なんとなく

やさしい顔になって見つめ合っていたら

 

真剣な顔をした

これまた小さなお兄ちゃんが

立ちはだかった

 

こいつも男だと思った

等身大の

「等身大の」

 

この手で世界を掴むことを
夢見る歳ではないけれど

 

この手で出来ることには
確信を持っているんだ

 

白い余地が減っていくキャンバスには
私だけの色で私の歴史が描かれているはず


振り返ると途切れ途切れ
回り道ばかりの道程だけど

 

傷つけ傷つきながら抱き締めた
痛みの残る想いばかりたけど

 

それでも

それでも

 

心閉ざさず
両手でそっとすくい上げる
心開いて
両腕で強く抱きとめる

 

ためらうことなく

 

いま ここにある思いを
いま ここで言葉にして
いま ここにいるあなたへ
いま ここで立つ私へ

読後感

「読後感」

手触りが残っているうちに
何か書き残したいと思うけれど

 

大きく吸い込んだタバコの煙のように胸に残る

何かを抱えたまま眠りたくて

目覚めると衝動は失われている

 

血肉となっていて欲しいと願いながらシャツに袖を通す